宮下陽 前澤朋佳 2人展(仮称)
11.1(土)ー9(日) ※4(火)休廊 12:00-17:30 最終日16:00終了
弊廊では初めての2人展の開催です。伝統工芸展でもご覧いただいておりますお二人の洗練された静謐で美しい器や花器に加え、時間と空間のはざまを行き交うような奥行き感のあるオブジェたちもお目見え致します。今回のお二人展ならでは感じて頂ける世界感や空気感を是非会場にて味わって頂けたら幸いです。
(宮下陽 コメント)
染付は中国で生まれた「釉下彩技法」であり、巧みな筆づかいや繊細な濃淡表現によって、花鳥風月をはじめとする多様な文様が描かれてきました。
古典的な染付では、草花や動物など自然を題材とした意匠が多く見られますが、私はそこに現代的な視点を取り入れ、都市風景を主なモチーフとしています。
ビルや住宅が幾重にも重なり合う都市空間は、私に強い躍動感や空間的なダイナミズムを感じさせます。そうした都市の持つ動的な広がりや奥行きを、染付ならではの青のグラデーションによって表現することで、この伝統技法に新たな可能性を見いだせればと考えています。
(宮下陽プロフィール)
1993年 愛知県出身
2016年 愛知県立芸術大学美術学部 デザイン・工芸科 陶磁専攻 卒業
2018年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科 博士前期課程美術専攻陶磁領域 修了
2024年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科 博士後期課程美術専攻陶磁分野 修了
(公社)日本工芸会 準会員
(展覧会など)
2016年 第47回東海伝統工芸展入選(以後毎回入選)
2017年 2017アジア現代陶芸展(愛知県陶磁美術館)
2018年 愛知県立芸術大学陶磁専攻柏会30周年記念展―柏会の軌跡―
(古川美術館 分館爲三郎記念館)
2019年 柏交会陶磁展(岐阜髙島屋8階美術画廊)
2020年 愛知の工芸2020(古川美術館/分館爲三郎記念館)
柏松の陶展(松坂屋名古屋店8階美術画廊)
2021年 第8回陶美展「シンリュウ賞(優秀賞)」 受賞
2021年 第9回菊池ビエンナーレ 入選
2022年 第53回東海伝統工芸展「愛知県知事賞」 受賞
2024年 第71回日本伝統工芸展 初入選
(前澤朋佳 コメント)
日頃の生活の中で、朽ちていく建築物や荒廃した工業物の中から“美しさ“を感じてきました。鉄鋼材の錆や構造体の規則正しいリズムが朽ちていく様子に美を見出し、その空気感をやきもので表現しています。
(前澤朋佳プロフィール)
1998年 名古屋生まれ
2021年 愛知県立芸術大学 陶磁領域
卒業制作展 桑原賞 受賞
2021年 第55回女流陶芸公募展
女流陶芸新人賞 受賞
2022年 第76回新匠工芸会展
佳作賞 受賞
2023年 愛知県立芸術大学大学院
陶磁領域 修了
修了制作展 長久手市長賞 受賞
2023年 第54回東海伝統工芸展 初入選
2023年 第70回日本伝統工芸展 初入選
現在 瀬戸新世紀工芸館 研修生 在籍
《展示》
2023年 グループ展「柏翔会陶磁展」
名古屋栄三越
2024年 個展「前澤朋佳陶展」
ギャラリー芽楽
2024年 「現代作家茶碗特集」日本橋三越本店
2024年 「日本橋三越酒器展」日本橋三越本店
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